最近買っている唯一のデザイン誌(の編集長に会う)

2008年3月28日 金曜日

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まともなデザイナーほど、あまりデザイン雑誌は読まないものなんです。

建築家フランク・ゲーリーは『建築家達の20代』という本の中で、こんなふうに話している。

「若い頃は事務所に送られてくる雑誌を全部キャンセルして、そういった専門誌を絶対見ないようにしていた」

同じような資料を見ているプロは、結局のところ同じようなものを作ってしまうということもある。業界誌の呪縛は絶対に存在する。くわえて、一流の仕事人は、そもそも他人の仕事を気にかける必然性が無いのかもしれない。

かく言う自分は、ここ最近デザインの為に買う雑誌というと、女性向けファッション誌が多い。そこはブランディングとデザインの最前線。一流ブランドの広告レイアウトや色使い、タイポグラフィーなど、シンプルであるがゆえのストレートな伝達力。写っているモデル達のように贅肉をそぎ落とし、恐ろしい額のカネで磨き上げられたビジュアルは、単純であるがゆえに記憶に残る。

そんな中、 ここ数年で唯一買っているデザイン雑誌というのもある。

『デザインノート』。デザインの舞台裏の焦点を当てるというメイキング誌。やっぱりどんな業界でも、舞台裏の方が100倍面白いのですよ。プロの仕事ぶりは見ているだけでエンターテイメントだと思う。

メイキング特典映像だけ観たくてDVDを買うこともある自分としては、姉妹誌『建築ノート』や『Webデザインノート』が出たときも嬉しくなった。今年になって『フォトグラフノート』まで出版され、Tokyo Nobodyのカメラマン・中野正貴さんの撮影メイキングが載っているのを眼にした瞬間、無条件即買い。

そんな折、しばしご無沙汰の物書き業を再開したいという欲望がメラメラと燃えだしていた。ふと巻末を見ると「外部スタッフ募集」とあり、編集長直通のメールアドレスがあるではないか。

その翌週、NYの頃に書いた記事サンプルを持って本郷の誠文堂新光社を訪ねた。編集長の三嶋さんは、広告代理店出身で、デザインノートの前は、ペット誌を8年担当していたという。穏やかな口調の彼から裏話をたくさん聞かせて頂いた。同誌は、ジュンク堂書店のランキングの常連だそうで、絶好調そのものの様子。そのせいで腕の立つスタッフが慢性的に不足しているそうで、近くお仕事をすることになりそうな気配。楽しみである。

なにしろ雑誌も、舞台裏の方が面白いのを、私は知っているものでしてね…。

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