雨の火曜日、しっとりとデザインを練る
2008年4月8日 火曜日

本棚から重い写真集をいっぱい出してきて、雨の音を聞きながら、デザインのアイディア出し。
雨の日はすべてが落ち着いた大人な雰囲気になるのが好きだ。濡れた地面や植物が濃厚な色に姿を変え、空気は文字通りしっとりと湿り気を帯びて、雨の香りを漂わせる。何層もの雲を突き抜けてきた太陽の光は勢いを失い、かすかに青白さを帯びて、窓際に置かれた物にやわらかな陰影をつくる。
こうやって、綺麗な写真集に眼を通すのが仕事、というのも幸せだなあと、ふと思う。
締め切り前の静寂。雨音。
阿部譲之 あべよしゆき。木工芸とプロダクトデザインを経て、NYで石岡瑛子に師事。東京を拠点に活動するデザイナー、ジャーナリスト