iPhoneの「使いやすさ」以前。お粗末な電波状態と、交換「不能」式バッテリー
2008年7月19日 土曜日

インターフェースや使いやすさは素晴らしいiPhoneだが、1週間ほど使った今、デザイン以前の2つの超基本的なことで、毎日の生活に余計な心配事が増えてしまった。
iPhoneのデザインのメリットを考え、細かい不満は工夫して解決するか眼をつぶった。しかしながら、下記の2点は携帯として最低限満たしているべきことなので、一筆書かせていただく。
■ 電波が弱い
日本の携帯では気にもしていなかったことだが、iPhoneは電波の状態がかなり悪い。
ボディの裏が全面プラスティックになって電波状態は良いだろうと期待していたが、auでは全く問題がなかったコンクリート壁の自宅では、切れる寸前の電波1〜2本(iPhoneは5段階表示)。 中野の繁華街の大通りを歩いているときには、なんと、話している途中で通話が突然切れた。地下の飲み屋ならともかく、普段の生活で電波状態をこんなに気にしたことはかつて無い。
ネットで調べたところ、アメリカでもiPhone 3Gの弱い電波状態に不満を訴える人が多いようだ。他の携帯でバリバリ電波が入るマンハッタンでもiPhoneだと数段弱いシグナルしか受信できないのだそうである。東京でも、屋外を歩いているときは問題無いのだが、レストランや店に一歩入るとあっという間に弱くなる。いきつけのレストラン(1階建て)は圏外になってしまった。Softbankの電波状態も関係あると思うが、iPhoneはSoftbankでしか使えないわけだからキャリアは選択の余地無し。アメリカの場合は3Gをオフにして、遅いが安定した2Gモードでも使えるが、試してみたところ日本では3Gを切ると電波が全く入らない。
固定電話を持っていないため、仕事の打ち合わせや電話インタビューはすべて携帯を使っている。この1週間で「声が聞き取れない」と言われることが多々あり、気を遣って取材している相手の場合にヒヤヒヤである。
ちなみに2年の縛りのある契約を途中解除した場合、「実質」3.5万円のiPhone 16GBは、突如、8万円のお支払いに化ける。iPhoneはネット端末として使って、メインの携帯は普通の機種という手もあるが、そもそもiPodと携帯を1台にまとめてしまえることに魅力を感じていたので、2台持ち歩くのは抵抗がある。毎月のチャージは2台にしてもあまり変わりないが…。
iPhoneのファームウェア・アップデートで、ある程度改善されることを期待したい。使い勝手がどうのこうのはともかく、まさか最新機種で電波の状態という根本的な問題があるとは想像すらしていなかった。
■ バッテリー交換ができない
こんなにバッテリー残量でドキドキさせてくれる機械は久しぶりだ。
ネットに常時高速接続しているので、バッテリーの減りが早いのは仕方ないことだと納得している。だが、バッテリーが交換できない構造になっているのはどういうことだ?
ここ1週間の経験では、電話・ネットとそこそこ使っただけで、毎日夕方までにバッテリーがゼロになってしまう勢いなので、かならず途中で充電。遠出をするときには、ネットへの接続は控えないといけないだろうと思う。
いつでもどこでも必要なときにネットに繋がるのが売りのiPhoneだと言うのに、バッテリーにビクビクして使用を控えるなんて、せつないものがある。スマートフォンの中ではバッテリーの持ちは悪い方ではないらしいから問題はバッテリーの持ちではない。交換できるようになってさえいれば、予備のバッテリーを持ち歩けば良いだけの話だったはずだ。なぜプロダクトデザイナーは交換式を選ばなかったのか?見た目を優先したってわけか?もしもそうならば、アップルがやりそうな決断だ。
すでに各社が発売を予定している醜い外付けバッテリーの世話になるしかあるまい。
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▼解決策として参考になった記事(iPhoneAtlas・英文)
iPhone 3Gのバッテリーがすぐお亡くなりに?こちらをお試しあれ
▼追記(2008年8月16日)
米・Business Week誌オンライン版が、アップルがiPhoneの電波状態をリコールではなく、ソフトウェアアップデートで改善する見込みと報道
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追記:2008年9月13日
iPhone OS 2.1アップデートで電波とバッテリーの問題が解決。くわしくはこちらのエントリーを参照のこと
阿部譲之 あべよしゆき。木工芸とプロダクトデザインを経て、NYで石岡瑛子に師事。東京を拠点に活動するデザイナー、ジャーナリスト
2008年7月19日 土曜日 21:50:04
やっぱ携帯のサブ機ですかね…。
携帯とノートPCの中間機かな。
中途半端すね…まだ様子見継続中です!
(^^)