いつもと少し違う角度から見下ろすMoMA中庭
2008年12月6日 Saturday

「舞台裏」を覗くのが3度の飯より好きな自分には、MoMA(ニューヨーク近代美術館)の修復師、ロジャー・グリフィスを訪ねるのがいつも楽しみだ。
彼もそのあたりを心得ていて、行く度にあちこち美術館内を連れ回してくれる。ロジャーとは、カリフォルニアの家具学校から10年以上の付き合い。ちょうど去年の今週、ニキータの結婚式のためにニューヨークに来たとき以来、ちょうど1年ぶりだ。
美術館の2階にあるイタリアンのカフェテリアでランチをしてから、迷路のような通路とセキュリティドアをくぐり抜けて、中庭の彫刻ガーデンを見下ろす場所にある美術館スタッフ専用のカフェテリアへ(上写真)。ここのコーヒーは美味しいのだとロジャー。うむ、たしかにうまいねぇと口にしつつ、お互いの最近の仕事の話などなど。
ロジャーは、最近はモダンデザイン家具の修復が結構多いらしい。以前は、博物館級のアンティーク家具の修復をやっていた話をよく聞かせてくれたが、モダンデザインものがそろそろ修復の機会を迎えるくらいアンティークになってきたのかもしれない。そんな話をしてる最中にも、倉俣史郎作のガラステーブルの修復の電話がロジャーにかかってくる。
上の写真は、その間にこっそりと…。


阿部譲之 あべよしゆき。木工芸とプロダクトデザインを経て、NYで石岡瑛子に師事。東京を拠点に活動するデザイナー、ジャーナリスト