プリントゴッコに想う激しい時代変化

2007年11月9日 金曜日

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前述のMITカップルの結婚式に持参するプリントゴッコのインク、全30色を大人買い。なんと、インクの半分は「日本の伝統色」シリーズ。いまのプリントゴッコは子供の遊び道具ではなく、渋い大人用の商品ということか?「藤」や「牡丹」インクを欲しがるマセガキがいたら、それはそれで感動的だと想像してひとり笑った。

「ゴッコ」という安っぽい名前で完全に損しているが、なにせ初代機が発売されたのは30年前の1977年。パソコンはおろかコピー機すら一般には普及していなかったわけで、当時とは時代背景がひっくり返ってしまっている。「全日本人向け+年賀状製造機」というマーケティングは明らかに姿を変えたということだろう。

これからは、大人の遊びや、芸術家が簡単に使えるシルク印刷として、アート路線を狙うのが正解ではないだろうか。版画の一種として美大でも人気のある本格的なシルク印刷(シルクスクリーン)は、溶剤処理が必要なので容易には手を出せないから。

メールアドレスしか知らない知人が増える時代では、そもそも年賀状という風習自体がプリントゴッコ的な末路をたどるのかもしれない。…ふと考えると、自分が自宅住所を知っている友達は1/4程度。残りは、メールか携帯電話かSkypeだけだと気付く。

プリントゴッコも年賀状も、大衆路線ではなくて、高級カルチャー路線が良い。

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