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聞こえてこないはずの音まで聞こえる、プロ用ヘッドフォン

2007年10月31日 水曜日

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ミュージシャンのスタジオ録音風景がテレビで映ると、ほぼ確実に眼に入ってくる業務用ヘッドフォン「MDR-CD900ST」。あなたもほぼ間違いなく見てます。

SONYとソニーミュージックエンターテイメントが1988年に音楽スタジオ用に共同開発し、いまだに現役で業界浸透率が異常に高いらしいこのヘッドフォン、なんと発売元がソニーミュージック。

その業務用と言うところに惹かれて購入し、仕事とプライベートで 6年近く使っているが、耳当てのコーティングが少しはがれてきたくらいでぜんぜん壊れない。ビデオ編集の音声チェックや撮影現場の音声モニター、泥酔してiPodで音楽を楽しむときまで愛用している。

ヨドバシ.comなどでもひっそりと売っているものの、一般向けではないので、箱は素っ気ない白のボール紙に品番がステッカーで貼ってあるだけという色気のなさだが、そこがまた業務用ぽくてよろしい。実売価格は17,000円前後。

色気の無いのはパッケージだけではない。オーディオ批評家の皆さんによれば、限りなく原音に近い音を再生するための機材なので、極めてフラットな素っ気ない音で、重低音が効いた迫力サウンドに慣れた人にはつまらない音だとか。あくまでも華やかな表舞台ではなく、舞台裏仕様の音なのだ。

僕が実家に持って帰ったときに、転がしておいたこのヘッドフォンをたまたま使った母が、NHKの朝ドラを観ながら「あらぁ〜?なにこれ?妙に音がいいわね」と独り言を言っていたので、素人でも音の差はわかるだろう。

一般向けのミニピン型ではなくスタンダードサイズの太いプラグなので、変換アダプターが無いとiPod等では使えません。私は秋葉原でミニプラグ端子を買ってきて、はんだ付けして取り替えました。しかもやはりスタジオ用のためコードが2.5メートルある。長すぎるので、わたしのものは1メートルほど切りました。

ま、しかし、 音質もさることながら、テレビを見ていて「あ、あのヘッドフォンおれ持ってる」と自慢できるという楽しみも、私のようなプロのミーハーには大切。